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クママップについて

日本の断片的な野生動物データを、すべての人がアクセスできるように

なぜクママップが必要なのか

2025年8月、北海道の羅臼岳で登山者がヒグマに遭遇する事故が発生しました。

この出来事をきっかけに、日本全国のクマ出没データを調査したところ、重大な問題が明らかになりました。30以上の都道府県がそれぞれ独立してデータを管理しており、すべて異なるウェブサイト、日本語のみ、互換性のない形式で公開されていたのです。

日本アルプスを縦走する登山者にとって、これは深刻な課題です。登山ルートは複数の都道府県にまたがりますが、クマは行政区画を意識しません。登山道から2キロ先で出没したクマが、別の都道府県のシステムで報告されている場合、正確な場所を知らない限り、その情報を見つけることは不可能です。

クママップは、この問題を解決するために作られました。

データの断片化

各都道府県は独自の方法でクマ出没情報を公開しています。Googleマップのピン、PDF、Excelファイル、独自API—形式はバラバラです。外国人登山者にとって、このデータは事実上見えません。

データは存在します。しかし、30以上の異なるウェブサイトに散らばっており、すべて日本語で、統一された表示方法がありません。

クママップのアプローチ

クママップは、全都道府県から75,000件以上の出没情報を一元化し、翻訳・統合マップ化を実現しました。

データパイプライン: 各都道府県に対応したPythonスクレイパーを構築。GitHub Actionsを使用して1日2回自動収集を実行。データを構造化し、GPT-4で英語に翻訳、座標を逆ジオコーディングしてFirebaseに保存します。

距離ベースのマッチング: 都道府県の境界線は登山者にとって意味がありません。クママップは、400以上の登山道、都市、観光地に対して距離でマッチング。登山道は半径12km、観光地は18km、都市は25km以内の出没情報を表示します。富士山を検索すれば、都道府県に関係なく登山圏内のすべての出没情報が表示されます。

コミュニティ報告: 誰でも出没情報を報告できます。地図をクリックしてピンを落とし、写真をアップロード、送信。アカウント不要。報告は即座に公開され、審査はありません。IPアドレスごとに1時間5件までのレート制限があります。

これから:総合的な登山ガイドへ

クママップは熊の出没追跡から始まりましたが、目指すのはそれ以上です。日本の山岳エリアに対応した、多言語対応の総合的な登山安全プラットフォームを構築しています。

将来の機能: リアルタイムの登山道状況と通行止め情報、季節ごとの野生動物活動パターン、山岳ルート向けの気象統合、登山口へのアクセスと交通情報、複数のハザード情報(土砂崩れ、洪水、積雪状況)、コミュニティによる登山道レポートの検証など。

目標は、一元化された、翻訳された、リアルタイムのデータを通じて、日本の山々を国内外の登山者にとってアクセスしやすく、安全にすることです。

データと透明性

データソース: 全国の都道府県環境保全部門からの公式報告。自動スクレイピングにより1日2回(午前6時・午後6時 JST)更新。

コミュニティ報告: 地域住民や登山者からの匿名報告。審査なしで即座に公開。IPアドレスごとに1時間5件までのレート制限。

プライバシー: 個人情報は収集しません。報告は匿名で、位置情報のみが公開されます。すべてのデータは暗号化され、業界標準のセキュリティ対策を施した環境で保管されます。

お問い合わせ

ご質問、フィードバック、パートナーシップについては、お気軽にご連絡ください。

お問い合わせ

クママップは公開されているデータとコミュニティ報告を集約しています。すべての出没情報を網羅するものではありません。登山の際は必ず地元当局に確認し、適切な安全対策を講じてください。

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